地域材利用システムモデル施設 まぜのおか住宅型コテージ 1

image003『かいふの木』は荒々しい気候の中で育った粘り強く、見た目が男らしい木材。色んな顔を持つ木材を適材適所に使う
『かいふの大工技術』を駆使し、かいふの木を色々な形で見せることで人の目に優しく映る建物づくりを目指しました。
できるだけ素のまま。できるだけ森の中に居るような。海辺の町の原風景を建物の中で感じる事ができるような。
そんな、かいふの町に溶け込む『木ここちのよい家』を目指して作りました。
またここに戻ってきたい。体をいっぱいのばして、こころを大きく広げて。
そんな気持ちになって貰えたらいいなぁ~と思う『作り手たち』の思いも込められたハンドメイドの木の家です。

◆外部◆
外壁材には素地がよくわかるように、挽き材のままの仕上げを採用。
赤杉・及び黒杉の肌合いの違いがよく判るかいふの木らしい外壁に仕上がりました。
厳しい環境にも耐え長持ちしてくれる外壁を目指し、かいふ型の押し縁押さえを採用しました。

下屋部分は 杉板を重ね合わせた鎧張りとし、
自然素材の染料を塗りこむことにより、自然の木の風合いを残した仕上げになっています。
下屋部分を支える柱は、山で育ったままのヒノキを採用しました。
下屋の桁は10mの八角形、全くの黒杉です。雨風に耐えてくれるはずです。

海部型の伝統的な『店屋作り』の工法をデッキにアレンジ
風雨の厳しいときには、雨戸代わりとなり、
お天気の良いときには、デッキ代わりとなります。
一石二鳥の伝統工法のひとつです。

玄関土間の3本柱の床には、近所の海辺で取れたガラス玉を埋め込み
浜辺の風景を再現をしました。

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◆内部◆
玄関から入ってすぐの土間には、近所の人たちが集っていたような
縁(えん)を階段部分に再現。
この場所が改めてのコミュニケーションの場となるように。

リビングと一体感のある和室
和室の引戸を引いてしまうと個室にもなり、リビングとひとつの部屋にも。
居たい場所をその時の状況でセレクトできる仕掛けです。

リビングから吹き抜けを見上げたら、 面皮付きの板が並ぶ。小さな森の借景。

丸太柱・大黒柱の上に乗る大梁は11m1本もので、
耐力を保つ為に木の繊維を出来るだけ残す八角形を採用。

かいふ型伝統工法 木材の肉を出来るだけ残した渡りあご工法採用。
これにより、地震力を吸収し、
柔の力で地震力を受け止め、建物の軸組の維持を目指しました。
その助け舟のひとつが、昔ながらの大きな木材料。
10寸・9寸・8寸の長尺梁を(11m・9m.7m等)採用

柔らかく地震時にゆれるように、壁には小舞土壁を採用。
揺れに反発せず、地震力を受け止め逃がし、大きな軸組と共に粘りを出してくれます。
小舞土壁はそのまま断熱材の代わりにもなり、いつでも土に還る材料ばかりが使われています。

寝室の壁には丸太面皮付・浮作り板が漆喰の上に並ぶ。
森の中の風景の再現を目指し、浮作りにより杢目に深みが増して見えます。
寝室の床には、大工さんの手書きの通り名が残る
梁の上とレベルに床を張った朝鮮張りを採用。

水回りもハンドメイドでつくりました。
杉とタイルのキッチン・杉の元玉スライスの天板採用の洗面所
洗面台の天板部分に海辺の貝殻発見?
トイレの手洗いも木の板で、大工さん作成の扉採用。

海辺の丘に建てたから?漆喰の白と木の素地の色
その他のモノは何を選ぶにもみんなの意見で、採用されたのは『青』ばかり。
出来てみて、そこにあるべくして存在してくれる『色たち』にまたほっとしたところでした。

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